※基準値は実施する医療機関や測定法でも異なります。
※HbA1cは2013年4月よりJDS値(基準値4.3~5.8%)からNGSP値に変更となりました。
検査項目 | このような異常が見られる状態 | |
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白血球数 | 細菌などから体を守る働きをしています。 数値が高い場合は細菌感染症にかかっているか、炎症・腫瘍の存在が疑われますが、どこの部位で発生しているかはわかりません。 煙草を吸っている人は高値となります。 少ない場合は、ウイルス感染症・薬物アレルギー・再生不良性貧血などが疑われます。 |
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貧血 | 赤血球数 | 肺で取り入れた酸素を全身に運び、不要となった二酸化炭素を回収して肺へ送る役目を担ってます。 数値が多すぎれば多血症、少なすぎれば貧血が疑われます。 |
血色素量 | 赤血球に含まれるヘムたんぱく質で、酸素の運搬役を果たします。 減少している場合は、鉄欠乏性貧血などが考えられます。 |
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ヘマトクリット値 | 血液中に占める赤血球の割合をヘマトクリットと言います。 数値が低ければ鉄欠乏性貧血が疑われ、高ければ多血症・脱水などが考えられます。 |
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肝機能 | 総ビリルビン | 急性肝炎・慢性肝炎・肝硬変などの肝臓の病気、胆石・胆道の腫瘍その他により胆汁の流れの悪くなる場合に上がりますが、体質的に高い場合もあります。赤血球が壊される(溶血)病気でも上昇します。 |
総蛋白 | 血液中の総蛋白の量を表します。 数値が低い場合は栄養障害・ネフローゼ症候群・がんなど、高い場合は多発性骨髄腫・慢性炎症・脱水などが疑われます。 |
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アルブミン | 血液蛋白のうちでもっとも多く含まれるのがアルブミンです。 肝臓で合成され、肝臓障害・栄養不足・ネフローゼ症候群などで減少します。 |
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AST(GOT) ALT(GPT) |
ASTは心臓・筋肉・肝臓に多く存在する酵素です。ALTは肝臓に多く存在する酵素です。 数値が高い場合は急性肝炎・慢性肝炎・脂肪肝・肝臓がん・アルコール性肝炎などが疑われます。 ASTのみ高い場合は心筋梗塞・筋肉疾患などが考えられます。 |
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ALP | 胆管の炎症・結石・腫瘍など胆汁の流れの悪くなる病気、肝炎・脂肪肝・アルコール性肝障害・肝腫瘍・その他肝臓以外の病気でも上昇することがあります。 | |
γ-GTP | 肝臓や胆道に異常があると血液中の数値が上昇します。 数値が高い場合は慢性肝炎・アルコール性肝障害・胆汁うっ滞・薬剤性肝障害が疑われます。 |
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LDH | 急性肝炎・肝臓その他の臓器の腫瘍などで高くなります。血液・心臓・肺の病気などでも上昇することがあります。 | |
HBs抗原 | 陽性の場合、B型肝炎ウイルス感染を意味します。 | |
脂質 | 総コレステロール | 高値の場合、動物性脂肪の摂り過ぎ・糖尿病・アルコールの飲み過ぎ・家族性素因などが考えられ、動脈硬化や虚血性心臓病を起こし易くなります。低値の場合、血管が弱くなり脳出血を起こし易くなります。 |
中性脂肪 | 体内の中で最も多い脂肪で、糖質がエネルギーとして脂肪に変化したものです。 数値が高いと動脈硬化を進行させます。低いと、低βリポ蛋白血症・低栄養などが疑われます。 |
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HDLコレステロール | 善玉コレステロールと呼ばれるものです。血液中の悪玉コレステロールを回収します。 少ないと動脈硬化の危険性が高くなります。数値が低いと脂質代謝異常・動脈硬化が疑われます。 |
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LDLコレステロール | 悪玉コレステロールと呼ばれるものです。 多すぎると血管壁に蓄積して動脈硬化を進行させ、心筋梗塞や脳梗塞を起こす危険性を高めます。 |
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Non-HDL コレステロール |
全ての動脈硬化を引き起こすコレステロールを表します。動脈硬化を総合的に管理できる指標です。 高値だと、動脈硬化・脂質代謝異常・甲状腺機能低下症・家族性高脂血症などが疑われます。 低値の場合は、栄養吸収障害・低βリポ蛋白血症・肝硬変などが疑われます。 |
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腎機能 | クレアチニン | アミノ酸の一種であるクレアチンが代謝された後の老廃物です。腎臓でろ過されて尿中に排泄されます。 高値だと、腎機能の低下を意味します。 |
eGFR | クレアチニンより精度の高い腎機能の指標です。クレアチニン値を性別・年齢で補正して算出します。 低値だと、腎機能の低下を意味します。 |
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尿酸 | たんぱく質の一種であるプリン体という物質が代謝された後ののこりかすのようなものです。産生・排泄のバランスを調べる検査です。高値の場合を高尿酸血症と言い、高い状態が続くと結晶として関節に蓄積され、突然関節痛を起こします。これを痛風発作と言います。また、尿路結石も作られやすくなります。 | |
CRP | 感染症・炎症・腫瘍などで高くなります。 | |
糖尿病 | 血糖 | 血液中のブドウ糖のことで、エネルギー源として全身に利用されます。測定された数値により、ブドウ糖が適切に利用されているかがわかります。高値の場合、糖尿病・膵臓がん・ホルモン異常が疑われます。 |
HbA1c | 過去1~2ヶ月の血糖の平均的な状態を反映するため、糖尿病のコントロールの状態がわかります。 | |
アミラーゼ | 急性膵炎、慢性膵炎のある時期、唾液腺の炎症、大量飲酒後などに上がります。 |